ぼんじーあ!サンパウロ大好きぴょんぴょ子です。
ブラジルでは目にすることのある小さな赤いフルーツ。ぱっと見だと変形したプチトマトやチェリーのようにも見えますが、違います。
これ、アセロラなんです。
日本だとアセロラドリンクなどの加工品は見かけますが、フルーツとしてのアセロラを見ることってあまりないですよね?
一方でブラジルは、アセロラの生産量が世界1位の国と巷で言われており(※)、ブラジルにおいてアセロラはまぁまぁ一般的なフルーツなのです。※諸説あり,後述参照
今回は、ブラジルではポピュラーなフルーツ、アセロラについてご紹介します!
1.アセロラについて
アセロラは、中南米あたりが原産といわれる常緑樹になる果実です。
もっと詳しく見てまいりましょう。
アセロラの特徴
アセロラの外的特徴として真っ先に挙げられるのは、なんといってもツヤのある明るい赤色!
直径2~3cm程度で、少し歪な形をした大きな宝石のような見た目をしています。
果肉は柔らかく、味としては甘味と酸味を強く感じます。
日本では加工品としてアセロラ味の商品を見かけることが多いのですが、アセロラ自体は生で食べることもできるんです。
アセロラの栄養
アセロラは、ビタミンCを豊富に含み、健康に良いとききます。
日本でアセロラを使った商品を生み出している会社がアセロラの栄養や効能に関して詳しく&わかりやすく紹介しているので、コチラでは詳細は割愛します!気になる方は是非そちらをご覧ください。
これらを読むと、「アセロラ、めちゃくちゃスーパーフードやん!」って思えますよね!
ミーハーのぴょんぴょ子はこれを読んで以来、アセロラを見かけたら食べるようにしてます
ブラジル x アセロラ
アセロラは、ブラジルにおいても広く栽培され、食用や健康食品として利用されています。
ブラジル人から聞いた話だと、どうやらブラジルは世界一のアセロラの生産国なんだとか(国連のFAOSTATなどの生産高ランキング一覧にはアセロラ自体の統計が載ってないんで真偽不明ですが、一応こちら曰くブラジルは一位らしいっす)。
特に栽培が盛んなのは北東部のバイーア州やペルナンブーコ州だそうで、ブラジル国内でも気温が高い地域でよく育つみたいです。
ちなみに、そんな生産量の多いペルナンブーコ州にある大学、Universidade Federal Rural de Pernambucoの教授がきっかけでアセロラがブラジル全土に広まったといいます。1950年代、コスタリカからアセロラの種を持ち帰り、苗にして寄付したそうな。
当時のブラジルでもアセロラは存在はしてはいたらしいのですが、植物園などでしか見ることができなかったようで、それが今では世界生産量一位にまで上り詰めるほど大量生産されるようになったって、すごいことですね。
そんなブラジルでは、アセロラをフルーツそのものとして生で食べることができます。食べ方は後述しますね!
もちろん、生食以外にも、アセロラを使用した商品も豊富です。
日本のようにアセロラジュースだったり、アセロラジャム、アセロラアイスクリームなどにも加工されているほか、栄養価の高さから健康食品としても利用されたり、アセロラを原料とした美容製品や化粧品までも開発されています。
上に貼ったようにアセロラ味のガラナ(多分期間限定かしら?)やアセロラ味のビールなんかもあったり!
ブラジルの中では南側に位置するサンパウロでも、アセロラは比較的手に入るフルーツで、フェイラ(ブラジルの青空市場)やスーパーではシーズンになればアセロラがフルーツコーナーに並びますし、冷凍のアセロラであれば常時買えます。
☟フェイラについてはコチラ☟
日本 x アセロラ
日本でもアセロラは生産されています。
県別の生産高はというと、沖縄県がダントツで1位。
沖縄県の温暖な気候と適度な降雨量がアセロラの栽培に適しているのでしょう。
なかなか日本ではアセロラのフルーツそのものを市場で見かけることがないのは、どうやら痛みやすい故に基本的には加工用として使われてしまうからだとか。
☟ぴょんぴょ子がよく日本で飲んでたアセラジュース。美味しかったな〜
☟日本でもアセロラの粉末があるようです。ヨーグルトとかに合わせやすそう。
日本ではなかなかアセロラを生で食べられないのは残念、とはいえ、日本のアセロラ商品は十分に美味しいですからそれはそれでハッピーですよね。
2.アセロラの食べ方
せっかくブラジルにいるなら、生のアセロラを食べてみたい!
そんなアナタに、アセロラの食べ方やアセロラを使ったポピュラーなレシピを簡単にご紹介します!
1)アセロラの選び方
アセロラは、完熟したものが一番美味しく、栄養価も高くなります。
赤く熟したものが酸味が少なくて甘味が強く、黄色いものは酸味が強いので、食べる際はよく観察してみてください。また、表面にしわや黒い斑点がない方が新鮮だそう。
あと、アセロラは皮が薄いからなのか、カビが生えやすいように感じます。ブラジルのスーパーではたまにカビた状態で並んでいたり、家に帰ってパックのまま1日放置しているといつの間にかカビが生えていたりすることもあるのでお気をつけて。
選ぶには、カビの有無も含め、色・形・ツヤ(そしてもし可能なら柔らかさ)などをチェックしましょうね。
2)アセロラの基本的な食べ方
アセロラは、洗ってから皮ごと食べることができます。
中に種があるので、種は出しましょう。
ちなみにぴょんぴょ子は、皮ごと食べることができるので「食べるために手がかからないタイパ最高の果物〜」なんて思っているのですが、ぴょんぴょ夫は、「皮はやや酸味が強く苦味も感じる」と言って必死に皮を剥いて食べてます。
3)アセロラの保存方法
アセロラは新鮮なうちに食べるのが一番!
前述の通りカビやすいので、買ってきたらパックから出して湿気がこもらないようにするのをおすすめします。
でもブラジルの1パックの量って1回で食べ切ることが難しいこともありますよね。そんなときは冷凍です。冷凍する場合は、種を取り除いてから、1つ1つラップに包み、保存袋に入れて冷凍してください。ぴょんぴょ家はこうやってアセロラちゃんを1週間ほど延命しています。
ちなみにぴょんぴょ家的には、生のアセロラを買って冷凍した方と比べると、元から冷凍されているアセロラは酸味が強く感じます。なので我が家は生のアセロラ(を冷凍する)派です。
4)アセロラを使った飲み物の作り方@ブラジル
ブラジルでよく見かける、即席アセロラドリンクの作り方をさらっとご紹介しようと思います。
街中でよく見かけるのは、ヴィタミナ・ジ・アセロラ(Vitamina de Acerola)と呼ばれるアセロラスムージーのようなものです。(ヴィタミナについてはコチラでちょっぴり詳しく紹介しています☟)
今回はこのヴィタミナ・ジ・アセロラの簡単な作り方をご紹介したいと思います。
ブラジルでは単なる冷凍アセロラだけでなく、ポウパ(polpa)と呼ばれる、アセロラがピューレ状に冷凍されたものが市場で出回っています。
ブラジルでは100gサイズのポウパがスーパーなどで手に入るので、家庭やランショネッチ、レストランなどではヴィタミナにこのポウパが用いられることが多いです。日本でも手に入るので、興味がある方は是非!
☝︎100g単位の使いやすいサイズ。
☟400g単位の業務用サイズなので大人数の家庭とかパーティー向けかも。
ヴィタミナ・ジ・アセロラの作り方はこーんな感じ☟
わざわざ作り方として3行にわける程でもないくらい簡単に作れるので、ミキサーがあるなら是非お試しあれ。
ちなみに街中のランショネッチなどではR$5前後(約130円)で売られているので、ミキサーを洗うのが面倒なら街中でお試しあれ。
ーーーーーーー
いかがでしたか?
今回はブラジルがオリジンのフルーツ、というわけではありませんが、ブラジルが生産量1位に輝いている(らしい)フルーツ、アセロラの紹介を紹介しました。
ブラジルではポピュラーなフルーツや野菜についての記事もありますので、是非そちらもご覧くださいませ〜!
ちゃおTchau!
参考:https://www.kudamononavi.com/zukan/acerola.htm
コメント