ぼんじーあ!ブラジル大好き、ぴょんぴょ子です。
南米随一の大都会サンパウロ。
サンパウロを象徴するような、高層ビルに囲まれた景色が広がる大通りといえば…
そう、パウリスタ大通り(Avenida Paulista / アヴェニーダ・パウリスタ)ですね!
そんなパウリスタ大通り沿いには、なんと入場料ゼロで入れる面白い施設が点在するのです!
しかも人気の観光スポットも含まれているのです!!
今回は、パウリスタ大通り沿いにある、無料で楽しめる施設を7点まとめてご紹介したいと思います!
1.展望スポット
パウリスタ大通りは、全長約3kmにも及ぶ大通りです。
なが〜い大通りを上から眺めることができる場所が、なんと大通りの始点側と終点側の両側にあるんです!
セスキ/Sesc Avenida Paulista
ブラジルの、特にサンパウロの至るところにある総合文化センター、セスキ/Sesc(正式名称:Serviço Social do Comércio)。
その中のパウリスタ大通り支店ことSesc Avenida Paulistaの最上階には、展望台が備わっているのです。
このSescはパウリスタ大通りの始点付近に位置する為、展望台からは終点方面へと続く大通りを一望できるんです!
事前予約必須で、特に週末は混み合うので準備はお早めに。予約は公式サイトから可能です。
☟詳しくは別記事にて☟
イーエミエッスィ / IMS
大通りの終点付近にも、展望スポットがあります。
ただしこちらは展望がメインな場所ではないので、詳細は同記事の項目3.にて後述いたします!
2.図書館
パウリスタ大通り沿いには数々の図書館がありますが、今回は日本語図書を扱う図書館のみに絞って紹介します!
日本文化センター図書館/Fundação Japão Biblioteca
日本文化センター図書館は、1994年にオープンした日本の書物がメインの図書館。
日本語の本や雑誌、漫画、DVDなどを借りることができるだけでなく、閲覧スペースも充実しており、日本語に飢えた時に癒される場所です。簡易的な展示ブースもあり、改めて自国(日本)の文化を学べる良い機会になったりも。
利用にあたり会員登録は必須ですが、無料でできます。
読まなくなった自宅の本なども本の状態によっては引き取ってもらえるようで、本帰国の際に寄贈する日本人もいるそうです。
3.美術館・展示
パウリスタ大通りには、様々な展示ブースがあります。そしてそのほとんどが無料で開放されているという素敵な場所!
大通りの始点から順(住所の番号の若い順)にご紹介して参ります。
ジャパン・ハウス/Japan House São Paulo
2017年にオープンしたジャパンハウス。
ジャパン・ハウスは、日本の外務省が設置した日本の文化を発信する拠点です。サンパウロの他、ロンドンやロサンゼルスにも展開されています。
サンパウロのジャパン・ハウスは、日本に関連した展示を無料で楽しめる他、有料のカフェ、物販、和食レストラン(Jardim Paulista地区に本店がある藍染 / Aizome、デリバリーも対応)なども充実。
展示内容は時期によって異なり、日本の伝統文化を紹介することもあれば、日本のパッケージのデザインの紹介なんていうピンポイントなテーマであったり、過去には無印良品のポップアップストアなんかもあったり。
外国人向けに日本を紹介する施設とはいえ、扱う内容も様々なので日本人が訪れても面白いです。
ちなみに大通り沿いで一際目立つ檜だらけの風変わりな外装は、あの有名建築家、隈研吾氏が手掛けたもの。
バックに見えるカラフルな絵は、ブラジル人有名建築家オスカー・ニーマイヤー氏を描いたブラジル人アーティストKobra氏によるウォール・アート。
Kobra氏のグラフィティアートについては別記事でもう少し詳しく紹介したので、興味があれば是非☟
薔薇のお屋敷/Casa das Rosas
サンパウロのコーヒー生産全盛期の1930年代に建設された、フランス様式のお屋敷。
歴史的面でも建築的側面でも重要な建物として、1985年に文化遺産(CONDEPHAAT)に登録されています。
敷地内にある薔薇園はフランスのヴェルサイユ宮殿からインスパイアされたものだそう。屋内外は、とりわけ文芸に関するワークショップやイベントスペースとしてよく使用されています。
また、お屋敷の隣にはオープンテラスのカフェがあり、朝9時からオープンしているので、晴れた日にはブランチ利用にも向いています。
お屋敷内はアロウド・ジ・カンポス氏の所蔵物が展示されているとか。ぴょんぴょ子、運悪く未だに中に入れたことが無いんす。
下の写真はまだコロナ禍になる前の、無料のワクチン接種会場になっていた時のもの。屋敷の部屋の中までは入れませんでしたが、床のタイルがお洒落だった印象です。
イタウ・カルチャーセンター / Itaú Cultural
イタウ財団のカルチャーセンター。地下〜3階までは特設展示、4・5階は常設展になっています。
常設展は2014年12月にオープン。カブラル上陸〜現代のブラジルについての資料、風景画、固有種のスケッチなどが並んでいます。
☟詳しくは別記事にてご紹介☟
日本の一般的な世界史の授業ではお目にかかれない資料が多く、昔のブラジルの姿を映す興味深いものがたくさん展示されています。そして植物や生き物のスケッチが並ぶ螺旋階段は圧巻です。
フィエスピ/Centro Cultural Fiesp
ピラミッド型の面白い形の建物の中にある文化センター。
展示スペースはおおよそ3箇所ほどあり、展示のテーマは不定期で入れ替わります。
荷物は貴重品以外は入り口で預ける形で、入場無料で鑑賞可能です。
Fiespとはサンパウロ州工業連盟(Federação das Indústrias do Estado de São Paulo)の略で、同建物内にはオフィスが入っている他、シアター等もあるので、そちらも合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
下の写真はモニカ展やダーウィン展、モダニズム展が開催されていた時のもの。
このFiespのお陰でタルジラ・ド・アマラウ / Tarsila do Amaralの作品『パパイヤの木 / O Mamoeiro』を初めて見れたり、ダーウィンがブラジルに寄航していたことを初めて知れたりしました。オブリです。
イー・エミ・エッスィ / IMS
パウリスタ大通りの偶数・終点側に位置するビルIMS。
IMSはモレイラ・サレス財団(Instituto Moreira Salees)の略で、モレイラ・サレス氏は旧ウニバンコ銀行の元トップ。
1990年代、銀行家や政治家として引退した後、文化の保護・支援の為に同財団を結成したそうです。写真やCD、書物など様々な資料が所蔵されている模様。
ビルの下の方のフロアに展示施設や資料館があり、一般公開されています。展示内容は入れ替わり制。
写真は、日本語にも訳されていて有名な書籍『カロリーナの日記』の作者、カロリーナ・ジ・ジェジュース(Carolina de Jesus)についての展示がされていた時ものも。
項目1.にて先述しましたが、同ビル2階からは大通りを見下ろすこともでき、写真スポットとしても人気です。
ちなみに地上階にあるブラジル料理屋さんBalaio IMSは非常に美味しいのでとってもオススメです!
おまけ:マスピ/MASPのお得な情報
誰もが知っているサンパウロ美術館、マスピ。
通常は有料なのでまとめ外のおまけとしてお得なプチ情報を載っけます。
プチ情報:火曜日は無料で入れます!
以上!
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ブラジル、いや南米で最も都会な大通り、アヴェニーダ・パウリスタ沿いで無料で楽しめる施設7選(+MASP)でした。
パウリスタ大通りをお散歩の際は是非お立ちよりくださいませ〜!
参考:https://www.japanhouse.jp、https://www.mofa.go.jp/mofaj/p_pd/pds/page24_000421.html、https://www.itaucultural.org.br/espaco-olavo-setubal、https://www.suno.com.br/tudo-sobre/walther-moreira-salles/
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