Bom dia!サンパウロ生活を満喫中のぴょんぴょ子です。
今回は、ブラジルに点在する自由の女神像についてちょっぴりご紹介します。
ブラジルの自由の女神像が強風でぶっ壊れた、というつい先日のニュースも交えて超超短めの記事でお送りします。
1.ブラジルの自由の女神像とは
今回ご紹介しているブラジルの自由の女神像というものは、ブラジル発のスーパーHavanの一部店舗に設置されているアメリカの自由の女神像のレプリカのことです。
NYまで海を渡らずとも、ブラジル国内で誰でも気軽に拝むことができる女神像です。
像の大きさは、店舗毎に多少の差はあるかもしれませんが、今回ニュースになったCapão da Canoa店の像を例に挙げるなら、像は約20m、更に土台で約10m、重さは3.6t程だそうです。
本家アメリカの自由の女神像は、Wikipediaによると、”像の頭の部分までの高さは33.86メートル(111.1フィート)、台座からトーチ(たいまつ)までの高さは46.05メートル(151.1フィート)、台座の高さは47メートル(153フィート)、台座部分も含めると93メートル(305.1フィート)、総重量は225トンである”そうなので、ブラジル産(というかHavan産)の像は比率も変更されだいぶコンパクトにまとまった像といえるでしょう。
Havanとは
Havanは1986年に誕生して以来ブラジルの18の都市に展開しているブラジル発のスーパーです。
自由の女神像が設置されていること以外にも、ホワイトハウスの建築様式を真似ている(らしい)外見も特徴的です。(ブルメナウ市にある1店舗は例外で、ブルメナウでもよく目にするヨーロッパ風の建築様式になっています。)
※尚、Havanは現政権の政治的な繋がりがあるとかないとかの情報も見たことがありますが、当ブログとは一切関係なく、また、政治的メッセージも発しませんのでご理解ください。
自由の女神像設置の背景
像を設置するようになったのは1995年以降で、「ホワイトハウスを模した建物なら、同じくアメリカのシンボルである自由の女神があってもいいのでは?」との意から始まったそうです。
【顧客の選択の自由を象徴する像】という位置付けとの話ですが、単にオーナーのアメリカへの憧れや好みという説もあります。
どこで出会える?
ブラジル南部のサンタ・カタリーナ州を中心に、Havanの大型店には設置されている店舗が多いようです。
サンパウロ都心民としては市内にないのが残念ですが、近場だと、オザスコ市のチエテ川沿いにヒョコッと建っています。(記事のトップ画像も同店のものです)
上記以外で探す際は、google mapで“Havan”で検索の上、掲載されている写真で自由の女神像の有無を確認するのが手っ取り早そうです。
2.自由の女神像、強風で崩壊
先日(ブラジル時間21年5月24日)、ブラジル南部のHavanに設置された自由の女神ちゃんが、時速75キロ(風速約20.8m)程の強風によって落下し崩壊してしまったそうです。(参考:globo.com)
「自由の女神像が倒壊した!!!」とだけ聞いて、映画クローバーフィールドのようなパニック・ディザスター映画で描かれる画(↓こんなん)を想像してしまいました。
が、実際の様子を映像で見ると(参考リンクに動画有)、晴れ晴れとした青空の下に転がる女神がとてもポップに仕上がっていました。なんならコメディ感でさえも漂よっています。
幸いなことに怪我人はいなかったとはいえ、連日の強風により、周辺の5万世帯以上が停電する事態に陥ってしまったそうなので、早めの復旧をお祈り申し上げます。
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以上、ブラジルのプチ観光地のお話でした〜!
Tchau!
参考:https://diariodamanha.com/noticias/conheca-significado-da-estatua-da-havan/、https://g1.globo.com/rs/rio-grande-do-sul/noticia/2021/05/24/replica-da-estatua-da-liberdade-cai-em-capao-da-canoa-ventos-de-75kmh-estimam-meteorologistas.ghtml、https://www.donfanews.com.br/noticias/517/por-que-as-lojas-da-havan-tem-a-estatua-da-liberdade-e-imitam-a-casa-branca.html、https://www.poder360.com.br/midia/apoiador-de-bolsonaro-dono-da-havan-anuncia-suspensao-de-propagandas-na-globo/
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