さわでぃーかー!タイ好き歴20年強のぴょんぴょ子です。
今回は、バンコクからの日帰り旅行でも楽しめる、シーチャン島の観光情報をご紹介します!
パティーちゃんや日本でも有名なブライト君出演の2018年のタイドラマ『I.Sea.U』のロケ地にもなったので、タイ沼勢の皆さんは聖地巡礼もお楽しみください!
※昨今の感染対策により、営業時間等が異なる場合があるので、訪問前に念の為ご確認することをおすすめします。
1.シーチャン島概要
まずは、シーチャン島について簡単にご紹介します。
バンコクの南東に広がるバンコク湾に浮かぶ島です。
ビーチ以外にも島内に観光スポットがあり、バンコクからの日帰り観光でも十分に楽し無ことができる有数の観光地の一つです。
メイン産業は観光業で、かつては王族の別荘だった建物もあり、比較的のどかで治安も穏やか(※後述)なのもポイントです。
2.バンコクからの行き方
バンコクからシーチャン島へ行くには、シーラチャーのヂャリン港から船で行くことになります。
バンコク
↓
シーラチャー(ヂャリン船乗り場)
↓
シーチャン島
1)バンコク→ヂャリン船乗り場
バンコクからシーラチャーのヂャリン船乗り場まで公共交通手段を利用して行く場合は下記の2パターンがあります。
①タクシー(バンコク→ヂャリン港)
②乗合バンorバス(バンコク→シーラチャーのロビンソン)+モーサイ(→ヂャリン港)
①タクシーを利用
タクシーで行く場合は、シーラチャーから陸続きの島、ローイ島(เกาะลอย)にあるヂャリン船乗り場に直接向かいます。
②乗合バン・バスを利用
乗合バン(ロットゥー / รถตู้)やバスを利用する場合は、下記のロットゥーないしバスでシーラチャーのロビンソン(デパート)裏のロットゥー乗り場で途中下車します。
ロビンソンで下車後は、徒歩ないしモーサイ(バイクタクシー)等でローイ島のヂャリン船乗り場(上記1)ご参照)へ移動します。
※バンコクへ戻る際も、ロビンソン裏のロットゥー乗り場からバンコク行きの乗合バンないしバスを利用できます。バンコクのどこへ向かうのかはバンやバスごとに異なるので、チケットを買う際に確認しましょう。
2)ヂャリン船乗り場→シーチャン島
ヂャリン船乗り場からシーチャン島へは、事前にチケットを購入し、シーチャン島行きの船に乗って移動します。
タイの島々行き船乗り場あるあるですが、こちらでも漏れなくプライベートボートでの勧誘もあります。料金は張りますが、スピード重視の際は交渉してから判断するのもアリです。
島が位置するバンコク湾は貿易の要所の為、島の周りにはタンカー船やコンテナ船など大型の商業船を目にします。大型船とすれ違う際に大きく揺れろので、船酔い注意です。
3.島内の移動手段
島内は徒歩で回ることも不可能ではありませんが、坂道も多く日差しも強いので、何かしらの移動手段を確保することをおすすめします。
- )スカイラブのチャーター
- )バイクのレンタル
もしホテルを予約している場合は、ボートに乗る前にホテルへ一報入れておくと、島の港まで送迎してくれるケースもあります!
1)スカイラブのチャーター
スカイラブ(สกายแลป)と呼ばれるトゥクトゥク風3輪タクシーをチャーターして、島内を巡ることができます。1台に4〜5人は乗車できるので、友達や家族と旅行するならおすすめです。
シーチャン島の港周辺に、スカイラブによる島内一周ツアーのサービスを提供している運転手さんが沢山並んでいるので、交渉してみましょう。
基本的には、後述する観光スポットを巡るツアーが大半で、相場はおそよB300/台ほどです。
2)バイクのレンタル
自由に島内を動き回りたい人は、バイクをレンタルしましょう。
シーチャン島の港の周辺にはバイクのレンタルショップが点在しています。相場は1日あたり約B250〜300ほどです。
4.おすすめの持ち物
必要最低限の貴重品以外に、日帰り旅で持っていくと便利な持ち物をご紹介します。
- 虫除けグッズ…自然豊かな土地には必須アイテムです。
- サングラス、帽子や日傘…観光スポットでは、太陽を遮るものが少ないので熱中症対策に便利です。
- 水着…泳ぎたい人は是非。
- 上着…ロットゥーでの移動は冷えます。
- 現金…電子マネー非対応の場面はまだまだ残っています。
また、コロナ禍では、予備のマスクなどがあると便利ですね。
5.おすすめスポット
シーチャン島には、アクティビティの充実した綺麗なビーチがあるのはもちろんのこと、観光スポットも多数存在します!今回は厳選して5選ご紹介します!
1)美しい海を楽しむ!タムパンビーチ
シーチャン島には、ホテルのプライベートビーチを含めて数カ所のビーチがありますが、メインのビーチはタムパンビーチです。
日が昇っている間は、ビーチパラソルとチェアーをレンタルしたり、海のアクティビティを楽しむこともできます!
タイのビーチあるあるの、ビーチ屋台もちゃんとありました!火の通った海鮮メニューなら、ハズレ無しで全部美味です!
2)歴史を感じる!ヂュタートゥット宮殿周辺
ヂュタートゥット王宮は、ラーマ5世ことチュラロンコーン大王がかつて別荘として建てた建物です。ラーマ5世の息子、チュタートゥット王子を孕っている際に訪れたことから、この宮殿の名前がついたとされています。
19世紀末にフランスにより占領されましたが、返還後はチュラロンコーン大学が管理しています。
王宮周辺は、建物だけでなく歩道や庭園なども管理されており、手入れがなされたのどかな空間が広がっています。
宮殿から桟橋にかけても写真スポットとしても有名です。
ぴょんぴょ子、2013年に訪れた際は改装中で中に入ることができず、外観だけを拝んできましたが綺麗でした〜。
3)島を一望できる!ポー・カオヤイ神社
シーチャン島は、古くから貿易の要所とされるルートに浮かんでいる為か、華僑の文化を受けた観光スポットが散見されます。そのうちの一つが、こちらのポー・カオヤイ神社です。
神社の階段を登った上は、島を一望できる絶景スポットでもあり、立ち寄って損はしないはずです。
4)景色を楽しむ!ワチラウット橋とカオカート岬
船着場から島の反対側にある白い橋です。
橋を進んだ先にはカオカート岬を眺めることができるスポット(チョーン・カオカート)があり、こちらからの景色もおすすめです。過去にはラーマ5世も岩辺に腰掛けて景色を眺めたのだとか。
また、島に1泊する場合は、高台からのロマンティックな日の入りが見れるそうなので、そちらも是非ご堪能あれ!
5)ブライト君ファン必見!『I.Sea.U』聖地巡礼
タイ沼勢の間で知らない人はいない大人気タイドラマ『2gether』のサラワット役でお馴染みのブライト君。日本でも一躍スターとなったそんなブライト君が2018年に出演したドラマ『I. Sea. U』は、シーチャン島が舞台でした。
シーチャン島の港や、上記でおすすめした宮殿周辺等も映るので、普通に観光するだけでも聖地巡礼が可能です。
もっと巡礼したい!というファンは、ブライト君が演じたピーターが滞在するゲストハウスとして使われた宿のカフェで一息つきながら、ピーターとタレーちゃん(パティーちゃんが演じてます)ごっこを楽しんでは如何でしょうか?
6.食事休憩・宿泊するならこの辺!
カフェや食事スポット、また、宿泊施設は基本的に島全土に広がっていますが、比較的密集しているのは船乗り場から王宮にかけての道周辺です。
地元の人も利用する昔ながらのカフェやレストランに加えて、写真スポットにもなり得る小洒落た外観の建物も増えてきています。
宿泊するならこの辺りに宿を構えておくと、夜も営業しているレストランも多く、スカイラブも捕まえやすいので便利かもしれません。
唯一のチェーンのホテルは、ノボテルです。シーラチャー本土に本館があり、プライベートボートでシーチャン島の北側に移動し、プライベートビーチのある閑静な空間を楽しむことができます。シーチャン島の海だけをゆっくり満喫するにはいいですね!
※21年5月現在
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7.最後に(旅の思い出)
如何でしたか?
シーチャン島でののどかな旅をお楽しみください〜!
最後にぴょんぴょ子の旅の思い出エピソードを2つ軽くぶち込みます。参考になる話でも面白い話でもないのですが、暇つぶしにでもどうぞ。それでは、さわでぃーかー。
①おじいちゃん警察
大学生だった頃、日本から遊びに来ていたNちゃんとCちゃんと3人で遊びに行った時の話です。
ビーチで服を着たまま寝転んでいると、シーチャン島のおじいちゃん警察から話しかけられました。
当時は外国人の若い女の子だけの観光客で且つタイ語が話せる日本人が珍しかったのか、とても上機嫌でシーチャン島の魅力を語ってくれたのを覚えています。
そして、「この島はとっても安全だ!だけども、もしも万が一何かあった時にはこの番号に連絡しなさい。」と、携帯の番号を渡してくれました。有り難く受け取ると、その場で携帯に登録するよう促されました。言われるがままに登録したところ「試しにかけてみて!」と言われ、おじいちゃん警察にかけました。
(当時は持ち歩いていたiPhoneにはSIMロックの都合上使用できず、通話は現地で購入した激安ガラケーで行っていた為、自分の番号が差し支えなかろうと判断しましたが、ご注意を!)
ぴょんぴょ子のガラケーが問題なく繋がることを確認してニコニコしながら去っていくおじいちゃん警察を見届け、その後はビーチを満喫しました。
帰りの船の時間が迫ってきた頃、チャーターしていたスカイラブで船乗り場に向かっていると、ガラケーがけたたましく鳴り響きました。おじいちゃん警察からの電話でした。
「キットゥンだよ。今どこ?え船?もう帰るの?キットゥンだよ、また来てね!キットゥーン!」
キットゥン(คิดถึง)とは、日本語に訳しにくいタイ語の一つですが、I miss you的な、恋しい・会えなくて寂しい的な意味です。
優しいおじいちゃん警察だなぁと、少しおセンチになりながらもバンコクに帰り着きました。
ところが、そんなおセンチな気持ちは直ぐに吹っ飛ぶことになりました。翌朝からおじいちゃんからのキットゥンコールが三日三晩続いたのです。
島は本当に平和すぎるようです。
②消えたiPhone
①のエピソードの少し前に起こった話です。
チャーターしたスカイラブで観光スポットを周り、次の目的地であるビーチで下車しました。いざ海を楽しむぞ!となった途端、Nちゃんが、iPhoneを紛失したことに気が付きました。
ぴょんぴょ子もCちゃんも血の気が引き、慌てふためいてビーチの通ってきた道をくまなく探し始めました。
数分経過しても見つかる気配がなく、スカイラブで前のスポットまで向かってもらうよう提案をしたところ、Nちゃんがケロっとした顔で言いました。
「ありがとう、でも多分見つからないから諦めよう!せっかくの旅行だし今は旅を楽しもう!」と。
気を遣ってなのか、本心なのか、本当になんともない顔をして言うのです。
(なんと現実的で、それでいて適度にポジティブで冷静な女性なんだNちゃんは…!)と感動しつつも、これからの旅や日本への帰国までのことを考えると不憫でならず、検索続行を打診しました。Cちゃんも同じく継続を訴えて先にスカイラブに乗り込むや否や、叫び声を上げました。
「あったー!スカイラブの上にあったー!」と。駆けつけると、確かにスカイラブの座席の上にちょこんとiPhoneが置いてあるのです。ポケットから落ちてしまっていたのでしょう。
一緒に探してくれていたドライバーさんも安堵の表情を浮かべていました。
こんなに堂々とiPhoneが置かれていたにもかかわらず、誰にも盗まれずに再会できたことに感動を覚えると共に、この島の治安の良さを感じたひとときでした。
今になって冷静に考えれば、単に誰もそのiPhoneに気づかなかっただけなのかもしれないなぁ…。
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