【食】imadokiサンパウロおしゃれカフェ紹介!その② Kamzu Cookie Shop編

Brazil ブラジル

こんにちは。ブラジル好き歴10年強、サンパウロ在住ぴょんぴょ子です。

コロナ禍で、久しぶりにサンパウロ市内のカフェ巡りの旅に出ました。

サンパウロのおしゃれなカフェは、基本的にはどこのお店も独自で感染対策が施されているとは思います。

ぴょんぴょ子が個人的に「ここなら少しは安心してお茶できそうだな」、と思ったおしゃれなお店の今の姿をご紹介する『imadokiサンパウロおしゃれカフェ紹介』シリーズ。

今回は第2弾として『Kamzu Cookie Shop』をご紹介します!

また、ブラジルでのクッキーの呼称についてもちょろっと補足しておりますので、時間の許す限りお付き合いくださいませ。

※お店の感染対策の実施状況については、あくまでぴょんぴょ子による外観からの判断です。責任は追いかねますので悪しからず。

1.Kamzu Cookie Shopってどんなお店?

お店の名前にある通り、クッキーがメイン商品のカフェです。

ポイントは、メイン商品が“ビスコイト”でも“ボラッシャ”でもなく、“クッキー”である点です!(※後述のおまけ欄で詳しくご紹介します)

パッケージもインパクト大です。

創業者はブラジル人で、お店の誕生のきっかけは、旅行先のNYで食べたクッキーでした。「ブラジルに戻った後も忘れられないくらい美味しかったあのクッキーを、どうしてもまた食べたい!」、という気持ちから、同じ味を再現しようと試行錯誤で作ってみたそうです。作ったクッキーを親戚や友人に配ったところ、予想以上に大好評で、本人も予期していなかった“商品化”の話にまで進んで行きました。

こうして『Me Gusta Cookies gourmet』の名で受注生産方式でのデリバリー対応という形でビジネスがスタートしたところ、あまりの美味しさに瞬く間にクチコミが広がりました。評判が評判を与び、店舗販売を行う現在の形となったのです。こうして『Kamzu Cookie Shop』は誕生しました。

2.お店の場所

Me Gusta cookies gourmetがスタートしたのは2014年。São Carlos(サン・カルロス)という、サン・パウロ州の郊外にある街で誕生しました。同場所でKamzu Cookie Shopに生まれ変わったのは2016年のこと。それから更に約1年半後、2017年にサン・パウロ市にもお店が立ち上がりました。

現在では、サン・カルロス市に2ヶ所、サン・パウロ市に1ヶ所のお店があります。

サン・パウロ市の店舗は、Jardim(ジャルジン)地区の、Av. Nove de Julho とR.Pamplonaに間のAlameda Lorena沿いにあります。Carrefour Pamplonaでお馴染みのJardim Pamplona Shoppingの隣のブロックにあるので、お買い物がてらに立ち寄るのにちょうどいい場所にあります。

Kamzu Cookie Shop

3.お店の様子(サンパウロ店)

今回、ぴょんぴょ子が訪れたのはサンパウロ店です。

感染対策状況(※ぴょんぴょ子目視によるもの)

  • 換気性:入り口のドアは常時開放
  • アルコールジェル:店頭・レジ横配置、消毒要請の貼り紙有り
  • 店員:マスク着用
  • 大人数(6名以上)での利用:不可
  • 店外飲食スペース:有(カウンター・テーブル席)
  • 店内飲食スペース:有(1階はカウンターのみ利用可)
  • テイクアウト:可
  • デリバリー:対応(ifood、UberEats)

ぴょんぴょ子が訪れた日曜の夕方は、店外に1組お客さんがいた他、デリバリーサービスの運転手さんがお店の内外で待機していました。

コロナ禍前よりも従業員の数は少なく、また、ドアは常時開放されていたので、狭いお店なりに密状態をさける対策がなされているように感じます。

また、店頭に「手の消毒要請」と「6人以上の店内飲食お断り」の手書きの張り紙があったのが印象的でした。

店外の飲食スペースには、向かい合わない形でのテーブルとカウンター席と設けられています。お天気日和にはゆっくりくつろげそうな空間です。

雨の日はデリバリーサービスを利用するのがいいかもしれませんね。

4.商品

1)メニュー

メインはクッキーですが、ドリンクブラウニーワッフルサンドイッチと取り扱いメニューは豊富です。日替わりカフェメニューとして、好きなクッキーと日替わりドリンクのお得な組み合わせもあります。

ただ、今回はクッキーを中心に頂きました(ブラウニーやワッフルは、既に完売していたんです涙)。

2)お店のクッキーの特徴

このお店のクッキーは、非常にしっとりとした生地でできています。

甘いか甘くないかでいえば、甘いです。でも、しつこくないくらいの適度な甘さでぺろっといけます。

しっとりした、甘めのクッキー。カントリーマアムを彷彿とさせるようなものがあります。

が!「カントリーマアムだなんて、お子ちゃまサイズにも満たないわ!」ってくらい、肉厚なんです。ゴツいんです。その理由は、ベルギーチョコレートの塊がゴロゴロゴロっと埋め込まれているからです。だから見た目はとても重厚感があります。

一口じゃ収まり切らない、長持ちするカントリーマアムといったところです。

値段は1個R$9前後。6個の値段で7個買えるプロモーションをやってます。

3)人気メニュー

店員さん曰く、お店の売れ筋クッキーはこちらだそうです。

  • マカデミア
  • ピスタチオ
  • Duo
  • Nutella

4)実際に食べてみた!

マスク越しでもわかるくらい甘ーいマスクを被ったお兄さんの甘ーい口車に乗せられて、今回はついプロモに乗っかり7個も買っちゃいました。

7個も買うと結構ずっしりきます。

今まではピスタチオとマカダミアナッツをヘビロテしていましたが、今回は思い切ってお店の売れ筋メニューであるDuoとNuttelaも含め5種類チョイスしました。

今回食べたクッキー

  • Duo
  • Nutella
  • 70% Cacau Ultra Black
  • ピスタチオ
  • マカダミア

Duo

Duoは、ホワイトチョコミルクチョコがどちらも入った、財宝の山クッキーのようなものです。最高です。生地もブラック生地かホワイト生地かを選択できます。

7種も買うと決めたこともあり、折角なので白黒どちらも試しましたが甲乙付け難いです。ぴょんぴょ子のお気に入りフレーバーのTOP3に堂々とランクインしました。

Nutella

Nutellaはですね、実はちょっぴり苦手なんですよ、限度を超えたあの甘ったるい感じが(Nutellaファンのみなさんごめんっぴ。)。

なのに!ここのNutella味はイケました、普通に美味しい。ここでは紹介できなくなることを覚悟していたのに、良い意味で裏切られました。いや、甘いことには甘いんですが、Nutellaの独特の激味を感じられなかったのです。完食できちゃいました。

奥がNutella、手前が70%Cacau Ultra Black

70%Cacau Ultra Black

カカオ70%のチョコが乗っかったビタークッキーこと、70%Cacau Ultra Black。店員さん曰く、「苦いのが好きな人にとっては最高に美味しい」フレーバーだそうですが、たしかにほんのりダークさを感じるものの、しっかりと甘味がありました。

ビターも甘いのもいける両刃使いのぴょんぴょ子としては、どっちに転んでも喜んじゃうわけなのですが、何れにせよただただ美味しいフレーバーでした。最高です。

ピスタチオとマカダミア

ピスタチオとマカダミアは、言わずもがな美味いです。ナッツと、ゴロゴロと眠っているおベルジャンチョコレートと、しっとり生地との相性が抜群で中毒性のあるうまさを引き出しています。のくせに、ナッツが入っている分、ちょっと上品なお味風を醸し出しているので、なぜか罪悪感無しにお澄まし顔で口に運べちゃいます。罪なお味とはこいつらのことですね。

ピスタチオもマカダミアも、ぴょんぴょ子の推しのTOP3残留確定です。このお店の人気商品でもあるので、番人受けする味なのでしょう。

ピスタチオxホワイトチョコと、マカダミアx黒生地

家で食べるなら…!

今回、ぴょんぴょ子は7つも選んでしまったがためにテイクアウトする形になりました。もしテイクアウトで食べるなら、食べる直前に30秒ほどチンすると、チョコが溶けかけてこれまた美味いのでおすすめです。

(参考:https://www.kamzu.com.br

おまけ)ブラジルのクッキーの呼称

ブラジル人はクッキーを何と呼ぶでしょうか?実は呼称はざっくり3種類あります。

  • biscoito / ビスコイト
  • bolacha / ボラッシャ
  • cookie / クッキー

それぞれの違いを簡単に説明しますと、、、

上2つは同じタイプのクッキーを指します。ブラジルでは一般的にはクッキーもビスケットもクラッカーも区別されず、全てまとめて“biscoito / ビスコイト”或いは“bolacha / ボラッシャ”と呼ばれるのです。

ブラジル人の間ではビスコイト派とボラッシャ派に分かれているようで、論戦が繰り広げられてたりします。ただ、日本のキノコ・タケノコ戦争と違い、ブラジルの場合は地域によって多数派に偏りがあるようです。ちなみにサンパウロボラッシャ派、リオビスコイト派が多数派を占めています。

ブラジルのビスコイトもボラッシャも、一般的にお目にかかるものにはどちらも口の中がパサパサパッサリーニョになる商品がほとんどです。

一方で、ここ数年はしっとり生地のクッキーの人気が拡大しています。敢えて一線を引いているのか、“cookie / クッキー”(又は“cookie amerikano / クッキーアメリカーノ”)と呼ばれるクッキーは、このしっとりタイプのクッキーを指すことが多いです。

今回ご紹介したお店も、非常にしっとりとした生地のクッキーを売りにしており、店名にも『Kamzu Cookie Shop』としっかりCOOKIEの文字が入っていますね。

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クッキーについて熱弁しすぎましたが、いつかこのお店のブラウニーにも挑戦したいです。Tchau!

Kamzu Cookie Shop

  • 住所:Alameda Lorena, 684 – Jardim Paulista, São Paulo – SP, 01424-002
  • 営業時間:火〜金8:00−20:00、土日9:00−20:00
  • 公式HP:https://www.kamzu.com.br

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