さわっでぃー、どうも、ぴょんぴょ子です。
ご家庭でも作れる本格タイ料理のレシピの紹介企画第3弾として、今回はタイ風卵焼きことカイヂアオ(ไข่เจียว)編をお届けします!ブラジルのサンパウロで手に入る食材のみを使用して作るレシピなので、この機会に是非お試しください!
まだ第1弾、2弾をご覧になっていない場合はご参考まで!:
1.そもそもカイヂアオとは
カイヂアオのカイ(ไข่)は卵、ヂアオ(เจียว)は油で揚げるを意味し、とき卵を油で揚げたものです。タイ風の卵焼きやオムレツとも表現され、ピリ辛のシーラチャーソースをかけて食べる、カリカリの卵焼き(オムレツ)です。卵に具を混ざっている場合は、メインとなる具材の名前がカイヂアオの後に付きます。ポピュラーな具材で例を挙げると豚ミンチ(ムーサップ/หมูสับ)がメインのカイヂアオムーサップ(ไข่เจียวหมูสับ)、臭菜(チャオム/ชะอม)がメインのカイヂアオチャオム(ไข่เจียวชะอม)などです。
タイで中華鍋と大量の卵が並んでいる屋台を見たら、そこでカイヂアオを食べることができると思って頂いても差し支えないでしょう。見た目から想像できるように、作り方もとってもシンプルです。そして、恐らくぴょんぴょ子が今後紹介するタイ料理レシピの中でももっとも簡単に作れるタイ料理と言えます。
レシピを1文で書くなら「卵、ナンプラーを混ぜて油で焼き揚げて、シーラチャーソースを添える。」以上。全体の工程で5分のたったこれだけのレシピを敢えてこのページで尺を取って書くのは、
そう、
簡単な割りにとーっても美味しいからです。
2.作ってみよう!
作り方はお分かりの通り、超シンプルに作る場合は「卵、ナンプラーを混ぜて油で焼き揚げて、、、(略)」な訳ですが、まぁご覧くださいな。
今回はネギを入れたカイヂアオ、カイヂアオトンホームを作ってみます。他の具材で作る際は、その具材をネギと置き換えて作ってみてください(※但し、肉類を入れる場合は、予め肉類には火を通しておいてください)。
材料(1〜2人前)
今回使用するのは、過去にご紹介したカオマンガイやパッタイと違い、サンパウロの大きめのスーパーでも手に入れることができる材料だけです。比較的ハードルは低めでとっかかりやすい料理ですよ!
- 溶き卵…2個
- ナンプラー…小さじ1.5
- ネギ(小口切り)…2本分
- サラダ油…大さじ5
- シーラチャーソース…お好み
- 飾り用パクチー…お好み
ティパロス 魚醤油 ナンプラー700ml /ポリ瓶【業務用食品】タイ産 魚露 フィッシュソース
作り方
- 溶き卵、ナンプラー、小口切りにしたネギを混ぜておく。
- 中華鍋(なければフライパン)を中火で熱し、鍋に油を注ぐ。
- 油が熱くなる前に、油に1.を流し込む。
- 裏面が茶色くなるまで放置(油の味が好きな人は、鍋の油をヘラで救って卵にかけると時間を短縮できる)し、茶色くなったらひっくり返す。
- 両面に火が通ったら皿に盛り、シーラチャーソース(とお好みでパクチー)を添える。
3.完成!
タイ米と、この油たっぷりの卵と、ピリ辛のソースが、驚くほど合うんです。そしてこれまた本当に簡単に作れるのです。パクチーは、個人的にシーラチャーソース+パクチーの組み合わせが好きなので、盛る時はカイヂアオに乗っけてましたが、実際に食べる時はこのパクチーを手でちぎってシーラチャーソースに混ぜてカイヂアオにかけて食べてます。カイヂアオ単体でも味は十分についているので、辛い物を食べたく無い時、シーラチャーソースを切らしている時なんかは、ソース無しでそのままいっちゃいましょう。
屋台だと卵の数や肉を入れるかどうかで値段は変わるものの、大凡20バーツ(70円程度)でパパパッと作ってくれるので、住んでいた頃はよく朝ご飯に食べておりました。屋台でよく見る具材は、豚ミンチや臭菜、ネギの他に、きのこ、ハム、トマト、ピーマン、唐辛子などです。組み合わせも自由で色々と試してみましたが、ハズレはありませんでした。カイヂアオをおかずとして食べる時などには具なしで食べることもあります。
ちょっと小洒落たレストランでは、豪華なカイヂアオに出会えることがあります。衝撃を受けたのは、コンドミニアム(コンドー/คอนโด)のように高さのあるカイヂアオ、その名もカイヂアオコンドー(ไข่เจียวคอนโด)です。数個の卵、大量の油、そして具がたくさん詰まったカイヂアオで、見た目以上にフワフワの食感を楽しむことができました。
タイ料理をちょっとつまみたいなって時、ナンプラー買ったものの使い道ないなと悩んだ時、あと一品欲しいなって時、唐揚げを作った後の油が勿体無いなって時、このカイヂアオちゃんを思い出してみてください。ご飯作るのめんどいな、って時、冷蔵庫の中身をテキトーにぶち込んで具沢山のカイヂアオちゃんをメイン料理として作ってみてください。健康面はおいといて、きっと束の間の幸せを得られるはずです。
もしダイエット中であれば、油の量を減らして作ってみてください。一般的なオムレツのナンプラー味になりますが、これまた美味しいですよ!だし巻き卵のナンプラー版なんかもお酒が進みます。
お店によって、ナンプラー以外にオイスターソースや味の素を入れていたりと多少の味の差はありますが、食べ続けるとなんだかんだシンプルにナンプラーだけのカイヂアオに落ち着くかと思います(ぴょんぴょ家だけ?)。
それではここらで、さわっでぃー!
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