さわでぃーかー、トゥドゥベィン?ぴょんぴょ子です。
ご家庭でも作れる本格タイ料理のレシピの紹介企画第2弾として、今回はタイ風焼きそばことパッタイ(ผัดไทย)編をお届けします!ブラジルのサンパウロで手に入る食材のみを使用して作るレシピなので、この機会に是非お試しください!
まだ第1弾をご覧になっていない場合はご参考までに!:サンパウロの家庭で作るタイ料理①カオマンガイ編はコチラ!
1.そもそもパッタイとは?
パッタイは、ピブン首相時代(1940年頃)に誕生したとされるタイ料理です。パッ(ผัด)は炒める、タイ(ไทย)はタイ王国のタイを意味し直訳するとタイ炒めとなり、外国人にもよく知られているタイ料理の1つです。米粉で作られた麺をタイの味を感じる3つの調味料(タマリンド、ナンプラー、パームシュガー)で味付けして炒めて作るので、日本ではタイ風焼きそばとして説明がなされることが多いです。具として入れる野菜はもやしとニラといたってシンプルではありますが、焼きそばの具として一緒に炒める他、出来上がった後にパッタイの横に生のもやしとニラも添えて一緒に食べるので、同じ食材でもシャキシャキとシナシナの2パターンが入り混じる面白いメニューです。
メインとなる具材の名前がパッタイの後に付きます。ポピュラーな具材を例に挙げると海老(クン/กุ้ง)がメインのパッタイクンผัดไทยกุ้ง)、鶏肉(ガイ/ไก่)がメインのパッタイガイ(ผัดไทยไก่)などです。
2.作ってみよう!
そんなパッタイは2000年代のCNNの美食ランキングでもランク入りする程世界的にも有名になりつつあり、パッタイ用のパッタイソースが海外でも手に入るようになりました。ブラジルでも、サンパウロの東洋人街リベルダージを中心にチラホラ見かけます。でもそんなパッタイソースなんてなくたって、パッタイの3種の神器が有れば作れるんです。嬉しいことに、サンパウロではパッタイソースも、パッタイの3種の神器も手に入れることができるのです!早速作ってみようではありませんか!いぇー!
材料(2〜3人前)
今回は海老をメインにしたパッタイ、パッタイクンを作ります。もし鶏やシーフードのパッタイで作る場合は、材料箇所の海老と置き換えて作ってみてください。
基本的にはブラジルの一般的なスーパーで買える食材で作れます。特殊な調味料は、タイ料理の香辛料や食材、調味料を扱うお店で買えます。サンパウロにあるタイ料理食材店はコチラの記事で紹介しておりますのでご参照くだせえ!
前置きが長くなりましたが、パッタイの材料の紹介です。タイの調味料は、イメージ画像を検索しやすいようにタイ語表記も記載しておきますね。
- パッタイの麺…一握り程度
- サラダ油…大さじ3
- ニンニクのみじん切り…小さじ3
- もやし…100g
- ニラのざく切り…80g
- たくあんのみじん切り…10g
- 豆腐、厚揚げの角切り…200g
- 溶き卵…2個
- 海老…200g(大きいサイズの方が食べ応えがあります)
- 干し海老…20g(今回は不使用)
- ★ナンプラー(น้ำปลา)…大さじ5
- ★タマリンドペースト(ซอสมะขาม) …大さじ5
- ★パームシュガー(น้ำตาลมะพร้าว)…大さじ5
- ◎ピーナッツを砕いたもの…10g
- ◎タイのチリパウダー(พริกป่น)…10g
- ◎ライム…1/6カット
※パッタイソースがあれば、★3つとも不要です。
※具の分量は目安です。
アライド スリーシェフ パッタイペースト(タイ風ヤキソバの素) 227g
作り方
- 麺をお湯、又は水で戻しておく(麺のパッケージの記載に従う)。
- 中華鍋(なければフライパン)ににんにくとサラダ油を入れ中火で熱した後、豆腐を揚げる(厚揚げがある場合はにんにくを炒めるのみ)。
- 豆腐の表面が茶色くなったら豆腐とにんにくを端に寄せ、溶き卵を油の上に注ぎ、軽く揚げ焼きにする。
- 卵に火が通ったら海老、たくあん、干し海老(、もしあれば厚揚げ)を入れ、炒める。
- 海老に火が通ったら麺と★(或いはパッタイソース)を鍋に入れ、混ぜながら中〜強火で炒め、卵も崩す。
- ニラともやしを加え、ササッと炒めて皿に盛る。
- 皿に◎、砂糖、生のニラともやしを添える。
※もし卵の存在感を消したい場合は、3.の工程から卵を崩しちゃいましょう。
3.完成!
今回はピーナッツと干し海老を買い忘れたり、生で添えられる程ニラともやしがなかったり、海老が小さ過ぎたり(だってサンパウロの海老は高いんですもの)、3種の神器の1つであるパームシュガーを切らしていた為ココナッツシュガーで代用したりとハプニングだらけで、見て目はただの麺炒めみたいになってしまいました(優しいタイ人にもไม่น่าช่ายยย55(ぽくないねw)と言われるほど…。)。が!味には大きな支障はきたしていませんでした!!
お店によっては味付けでナムプリックパオ(น้ำพริกเผา)も使って海老風味が濃いパッタイもあります。このナムプリックパオももれなくサンパウロで手に入るので、ノーマルパッタイに飽きたら挑戦してみてもいいかもしれません。
カオマンガイに引き続き、パッタイも高カロリータイ料理の1つで、ダイエット中のタイ人はまずパッタイは食べません。美味しいまま少しでもヘルシーに食べるなら、麺の量を減らして豆腐、ニラ、もやしの量を増やすしかないですね。そしてパッタイはパクチーを使わないので、パクチー嫌いの人でも食べられるタイ料理の1つです。また、チリフレークさえかけなければ辛くない料理なので、お子さんでも病み付きになる可能性を秘めています。
麺を戻す、材料を切る、という作業以外はただ炒めるだけで比較的簡単に作れるので、Quarentena期間限定と言わずいつでも食卓に並べてみてください。
さわでぃーかー!
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