こんにちは。ブラジル生活を絶賛満喫中のぴょんぴょ子です。
ブラジルと言えばコーヒーが有名ですが、実はカカオも有名です。
コーヒーが採れる地域は“コーヒーベルト”と呼ばれますが、そのカカオ版は“カカオベルト”と呼ばれています。
そんなカカオベルトは、コーヒーベルトの位置する地域とほぼ同じ、即ち、赤道付近に位置するのです!
ということは、ブラジルではもれなくカカオが採れるのです!!!
なんなら一説によれば、ブラジルはカカオの原産国なのです!!!
とはいえ、ブラジル、と一括りにいっても国土の広い国で州によって気候も特色も様々。
ブラジル全土でカカオが採れるわけではなく、現在の主な生産地はブラジルの北東部。
一方でチョコレートとなると、ブラジルで初の手作りチョコレートの工場が誕生した街とされる南部の街グラマドを筆頭に、ブラジル全土に美味しいチョコレートブランドが多いのです!!!
今回は、ブラジル国内で比較的手に入りやすい、ブラジル発の美味しいチョコレートブランドをご紹介したいと思います!
※価格について
お土産で受け取る側にも配慮し具体的な金額は省きますが、価格帯を⭐︎の数で表現しております。⭐︎1つの目安は、どこのスーパーでも買えるバラマキ土産にぴったりな大衆チョコレート菓子“BIS”の価格帯です。
1.Cacau Show
ブラジル国内に2000を超える多数の店舗を持ち、ブラジル人に馴染みのあるチョコレート店と言えば
1988年にサンパウロで誕生したCacau Showです。
Cacau Showのキャッチコピーに”Carinho em Cada Pedacinho(意訳:1粒1粒に愛情をこめて)”とあるように可愛らしい大きなキャンディのようなボンボンがメインの商品で、1個単位から買うことができます。
プレゼント用にアレンジしてある商品も多く、万人にお土産ウケすること間違いありません☆
【価格帯】⭐︎⭐︎⭐︎
【公式ウェブサイト】 https://lojavirtual.cacaushow.com.br/
【店舗】Mega Store Cacau Show Av. Roque Petroni Júnior, 1089 – Vila Sao Francisco (Zona Sul), São Paulo – SP, 04707-900 他多数店舗有り
2.Kopenhagen
Kopenhagen(コペンハーゲン)の名前を見ただけだと
「デンマークのブランドかな?」
「Kから始まるしNで終わるから、非ブラジルのブランドかな?」
と想像する人も多いのではないでしょうか。
でも、違うんです。
Kopenhagenは、ラトビア移民のKopenhagen夫妻が1928年にサンパウロで創業した、ブラジル生まれの老舗高級チョコレート店なのです!
それ故にポルトガル語らしからぬ、Kで始まりNで終わる単語であり、且つ、”NHA”が”ニャ”と読まれることなく”コペンハーゲン”と読まれるのです。
Kopenhagenはトリュフの他に、クランチ等日本人に馴染みのあるチョコレート菓子を展開しています。
店内にはカフェも併設されていることが多く、コーヒーを飲みながらチョコレートを嗜むことができます。
平日のランチ後の時間帯は、お洒落な格好やスーツを着たブラジル人がKopenhagenでテーブルを囲んでいる光景をよく目にします。
店舗数は200を越えており、ブラジルの主要都市にはどこにでもあるので、比較的遭遇しやすいお店です。
今回紹介する4つのチョコレートブランドのうち、Kopenhagenが最もお高く、商品は比較的シックなパッケージに包まれたものが多いので、目上の方へのお土産にいいかもしれません。
【価格帯】⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
【公式ウェブサイト】 https://www.kopenhagen.com.br/
【店舗】Rua Oscar Freire, 900 – Jardim Paulista, São Paulo – SP, 01415-006 他多数店舗有り
3.Dengo
毎年、美味しいお店をランキング形式で紹介している、Veja誌の『Beber & Comer』において、近年チョコレート部門で上位ランクインが続いているチョコレートブランド、それがDengoです。
Dengoのチョコレートはバイーアの高品質オーガニックカカオで作られています。
不要なアロマや化学物質、部分水素添加油脂等で代用されることなく、ちゃんとカカオバターが使用されており、砂糖も必要最低限に抑えられてカカオ濃度が高く保たれている為、
カカオそのものの美味しさを味わうことができるのがDengoのウリです。
人気商品は、チョコレートの中にブラジルのナッツやドライフルーツが入った板チョコ“Quebra-Quebra / ケブラ・ケブラ”です。
板チョコは量り売りの為、店員さんがその場で割って(Quebrarして)計って包んでくれます。フレーバーは多岐にわたり、いろんな種類の板チョコを混ぜ合わせてオリジナルBOXを作ることもできます。
各種200g単位でパッキングされている商品もあり、ブラジルらしさ満点のカラフルなデザインが最高に可愛いのでお土産に持ってこいです。
Dengoのチョコレートはどれも超美味しく、今回ご紹介している4つのブランドの中でも断トツに愛してやまないリピート商品です。ぴょんぴょ家の一番のオススメはQuebra-Quebraのカカオ44%・Bijú入りのもの。
Dengoは2017年にサンパウロで誕生した比較的新しいブランド。
人気は鰻登りで、サ現在リオやブラジリアにも店舗を展開中です。
サンパウロのSanta Lucia等の大型高級スーパーにもたまーに売られていますが、店舗で買う方が味見ができるので初めて訪れる際は店舗をオススメします。
【価格帯】⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
【公式ウェブサイト】 https://www.dengo.com/
【店舗】Av. Roque Petroni Júnior, 1089 – Loja 62A – Jardim das Acacias, São Paulo – SP, 04707-900 他多数店舗有り
21年5月追記
20年11月にはサンパウロ市内にDengoの旗艦店Fábrica de Dengo / ファブリカ・ジ・デンゴが誕生!コチラの記事でも追加で紹介したので、興味のある方は是非☟
4.Amma Chocolate
Amma ChocolateはDengoと同様、Veja誌の『Beber & Comer』にランクインしたことのあるチョコレートブランドです。
Amma Chocolateのチョコレートにも、バイーアのオーガニックカカオが使用されています。
カカオやチョコレートを愛する人々の集まりにより2007年に誕生し、“Bean to Bar”を越えた、究極の製法“Tree to Bar”によって、こだわりの良質なチョコレートが作られています。
ブラジルのチョコレートにしては珍しく苦みのある濃い味が特徴的で、Santa Luciaをはじめとする大型スーパーやオーガニック系のスーパーで手に入る他、サンパウロとサルバドールにある店舗(20年2月時点で2店舗)でも買えます。
店内にはカカオからチョコレートになるまでの工程の紹介や、生産者の写真が飾られており、小さめの博物館のように感じられます。そして奥には小さなカフェもあり、とってもオシャレな空間が広がっています。
カフェのオススメ商品はココアで、非常に濃厚な味です。
ココナッツシュガーをセルフで加えることができますが、入れなくても甘さはほのかに感じられます。
可愛いパッケージに包まれた板チョコは、お土産として配りやすくていいですよね☆
【価格帯】⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
【公式ウェブサイト】 http://www.ammachocolate.com.br/
【店舗】Alameda Min. Rocha Azevedo, 1052 – Cerqueira César, São Paulo – SP, 01410-030 他1店
おまけ:Brasil Cacau
Kopenhagenの親会社が競合Cacau Showに対抗する為に作った安価版のブランドが、Brasil Cacauです。
2009年に誕生して以来、現在ブラジルに800を超える店舗を有しており、カフェを併設している店舗は、ランチ過ぎの時間帯に列をなすことも。
味は個人的にはCacau Showの方が好きなので、今回敢えて4選からBrasil Cacauを外しましたが、名前にBrasilが入っているので、お土産にするのにはわかりやすくていいですよね。
【価格帯】⭐︎⭐︎⭐︎
【公式ウェブサイト】https://www.chocolatesbrasilcacau.com.br/
【店舗】Av. Paulista, 2412 – Bela Vista, São Paulo – SP, 01310-300 他多数店舗有り
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如何でしたでしょうか。
ブラジルのチョコレートは、ブラジル土産としてたくさん買ってたとえ余っても、自分で楽しめるので、お土産として最適です!
コーヒーと共に、ボサノヴァを聴きつつブラジルの思い出に浸りながら、お召し上がりくださいませ。
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