ぼんじーあ!サンパウロ生活が大好きなぴょんぴょ子です。
今回は、サンパウロ市から車で1時間強の街、グァラレマ(Guararema)についてご紹介します!
サンパウロ郊外のクリスマスの街として人気のグァラレマですが、クリスマスイルミネーション以外も楽しめたので、日帰り観光にもオススメです!
1.グアラレマってどんなところ?
グアラレマとはどのような街なのでしょう?
グアラレマ概要
グァラレマ(グアラレマとも)は、サンパウロ州のAlto Tietêと呼ばれる地域に位置します。
川に囲まれた自然豊かな街で、グァラレマの木が多く生えていたことから、その名が付けられたそう。
クリスマスには街全体にイルミネーションが施され、Cidade do Natal(クリスマスの街)としても人気の観光地です。※コロナ禍の為、2020、21年はクリスマスイベントは実施されず。
グァラレマの歴史
グァラレマの街がある辺りに開拓者が初めてたどり着いたとされるのは16世紀後半。
17世紀に入ると、先住民の扱いを巡ってイエズス会と開拓者との間で争いが続きます。
19世紀後半、とある女主人が元奴隷を助ける為に現在のグァラレマの土地の一部が授与され、その地に教会を作ると徐々に人が移り住み、集落が形成されていきました。
その後、鉄道(後述)がこの地を通るようになり、グアラレマが市として現在の姿へ発展したのだそう。
2.グァラレマへのアクセス
サンパウロ市内からのグァラレマへのアクセスは、基本は陸路になります。
バスは、チエテバスターミナルから出ています。本数は限られているので、バスで行く場合は事前に出発時刻をご確認ください。
グァラレマ到着後、広範囲に及ぶ観光スポットを回る際には車があった方が便利なので、行くならバスより車をオススメします。
3.グァラレマの観光スポット
クリスマス以外の時期でも楽しめる、グァラレマの観光スポットをご紹介します!
不思議な岩の公園
巨大な岩の上に巨大な岩が乗っかっている、不思議な岩がある公園パルキ・ムニシパウ・ダ・ぺドラ・モンターニャ(Parque Municipal da Pedra Montanha)。
岩は発見された当時から重なっていたらしく、その状態に至った経緯は未だ謎につつまれているそう。
公園内にレストランもあり、ニコイチの岩の先をトレッキングを楽しみながら進んでいくと、サメの形をした巨大な岩も見れるので、元気があれば是非挑戦を。
Putim滝
巨大なニコイチの岩から車で約10分程の距離にある滝、カショエイラ・プチン(Cachoeira Putim)。
隣町サンタ・ブランカ(Santa Branca)との間にある。
滝までは直接車では行けず途中下車し、トレッキングロードを進んで行った先に滝が現れる。
売店などがないので、水分補給用の水を持参することをオススメ。
多くのブラジル人がビーサンで登っていました(滝で水遊びをする為)が、靴でもしんどいくらいの凸凹道だったので、雨の日は特に要注意。
展望台
高さ646mのところにある展望台。グァラレマの中心地を見渡せる。
展望台のある広場は噴水があるので、暑い日には子供の水遊びにピッタリ。
展望台の隣には、パイロットコスのテディベアで溢れる可愛いレストラン(後述)が。
イーリャ・グランジ
直訳すると“大きな島”を意味するイーリャ・グランジ(Ilha Grande)。
パライーバ・ド・スウ川(Rio Paraíba do Sul)に囲まれた約400m程の横長の孤島(というより中洲に近い)で、自然を楽しむ為のトレッキングコースがある。
40種類以上もの鳥が生息し、運がよければ野生のカピバラも見れるらしい。
ちなみに写真はイーリャ・グランジ側から見たグァラレマ。
ヘカント・ド・アメリコ
中心地の端にあるヘカント・ド・アメリコ(Recanto do Américo)。
カフェなどが並ぶ広場から繋がる橋を渡った先には、イーリャ・グランジと似たパライーバ・ド・スウ川に囲まれた孤島(中洲)があり、同様にトレッキングを楽しめる。
市の名前の由来であるグァラレマの木が生い茂っているのもポイント。
グァラレマ駅
グァラレマが発展するきっかけとなった駅。街の中心にある。
19世紀末に誕生した駅で、セントラウ・ド・ブラジル鉄道(Estada de Ferro Central do Brasil)の途中駅にあたる。
現在も土日と一部の祝日のみ、ルイス・カルロス駅との間で稼働している。
ルイス・カルロス駅
グァラレマ駅から2.6kmh離れたところにある鉄道駅。
2021年現在、鉄道は土日と一部祝日のみグァラレマ駅-ルイス・カルロス駅間で運行中。
2011年に駅と駅周辺(Vila de Luíz Carlos)が修繕され、観光地として賑わっている。
グァラレマの住人のモニュメント
2011年に作られたモニュメント、メモリアウ・オリージェン・ジ・グァラレマ(Memorial Origem de Guararema)。
模されているのは、現グァラレマを築いた先住民と宗教家と入植者だそう。
グァラレマ市の入り口にあるので、車での通り道に目にすることができる。
ノッサ・セニョーラ・ダ・エスカーダ教会
グラナドの地を開拓し始めた時代(1652年)に作られたパロキアで、現在の形に作り直されたのは1730年代。
建設当初からリオとサンパウロを結ぶ道の間にあった為人の行き来が多く、かのドン・ペドロ1世もブラジル帝国建設前にここに立ち寄ったとか。
キリストを刺したとされる聖ロンギヌスが祀られているのは、ブラジルで唯一この教会だけの模様。
サン・ベネディクト教会
グァラレマの中心地にあるパロキア。
1875年、とある女主人Laurinda de Souza Leiteが、元奴隷Maria Florênciaを支援する為に現グァラレマの一部の土地を与え、そこに建てられたのがこの教会の前身だという。建設されて以降、人々が周辺に移りすむようになり、グァラレマが集落を形成するきっかけとなったそう。
1954年に取り壊され、今の姿に生まれ変わったのは1956年のこと。
4.グァラレマの食
グァラレマで美味しかったレストランと、行きたかったのに満席で入れなかったレストランを紹介します!
Hangar 13
展望台の隣にあり、グァラレマの街を一望できるレストラン。
店名の通り、店内は飛行機をモチーフにした飾り付けになっている。パイロットのコスチュームを着ているのは、店内で溢れかえる可愛いテディベアだけでなく、店員さんも。
1皿R$50を裕に超える高価格設定ですが、その分眺めは良く、味も納得がいく美味しさでした。
料理はブラジル料理の他、ハンバーグやピザなども有。
タイミングが合えば、生演奏も聴けます。
Maricota Gastronomia e Arte
満席・時間切れで諦めたレストラン。
ノッサ・セニョーラ・ダ・エスカーダ教会の向かいにあるブラジル料理レストラン。
テラス席が心地良さそうでした。
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以上、グァラレマの紹介でした〜!
Tchau ちゃお!
参考:http://www.guararema.sp.gov.br/572/secretarias/emprego+e+desenvolvimento+econmico/desenvolvimento+econmico/、http://www.guararema.sp.gov.br/turismo/a-cidade/
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