ぼんじーあ!サンパウロ生活を満喫中のぴょんぴょ子です。
ブラジルに引っ越して以来、ハマってしまったお野菜があります。それは、ブラジルのケールこと、コウヴィ・マンテイガ(Couve-manteiga)です。
今回は、ブラジルでは一般的なお野菜コウヴィ・マンテイガについて、栄養価やブラジルでのポピュラーな食べ方も含めてご紹介します!
1.コウヴィ・マンテイガとは
コウヴィ・マンテイガとは、葉茎菜類の一種でブラジルのケールとして知られています。
見た目は濃い緑色の巨大な葉っぱで、葉の部分は日本で一般的なケールよりも大型でウェーブが非常に緩やかな形をしています。
味は、単体で食べると苦味が強め。ニンニクや塩と一緒に短時間熱を加えると苦味が軽減されてお酒がすすむ味になります。
ブラジルでは、どこのスーパーや市場にも並ぶ一般的なお野菜の一つで、5枚程の束でおよそR$5(約100円)、既にスライスされた状態で250gあたりR$6(約120円)と非常に安価に手に入ります。
2.コウヴィ・マンテイガの栄養
ブラジルのケールとして知られるコウヴィは、低カロリーでありながら栄養価が抜群に高いことでも人気です。
生食でのコウヴィ・マンテイガ100gあたりの栄養素を、コチラのサイトから一部抜粋して紹介します☟
カロリーが低いわりに食物繊維、カルシウム、カリウム、ビタミンA,C、葉酸を多く含む為、ダイエットをする人に向いているのはもちろん、免疫力を高めたり悪玉コレステロール値を下げるのによいとされています。
※過剰摂取にはお気をつけください。
3.ブラジルでのポピュラーなコウヴィの食べ方
安価で、栄養価も高く、葉も茎も食べられるコウヴィ。
食材としても扱い易く、ブラジルではコウヴィを用いた料理によくお目にかかります。
そんなコウヴィを用いたブラジルでのポピュラーな食べ方についてご紹介して参りたいと思います…が!その前に、レシピを簡潔にする為にも、先ずはでっかい葉っぱであるコウヴィの簡単な切り方を紹介します!
コウヴィの簡単な切り方
ブラジルでの一般的な調理方法では、コウヴィを千切りにした状態で扱います。千切りの厚さは、家庭やレストランにもよりますが大体1〜5mmくらいです。
では巨大な葉っぱをどう切るのでしょうか?簡単な方法をご紹介します。
ブラジルのスーパーやフェイラによっては、既に千切りの状態で袋詰めされて売られているものもあります。料理に時間をかけたくない場合は積極的に活用しちゃいましょう。
さて、それではレシピに移りましょーか!
コウヴィ炒め(Couve Refogado)
コウヴィの千切りを、ニンニク、塩、オリーヴオイルでちゃちゃっと炒めたシンプルな一品。
上に載せた写真内ではお米の隣の上にちょこんと乗ってる緑色の炒め物です。
ブラジルの国民食とも言われるフェイジョアーダ(肉と豆を煮込んだもの)の付け合わせとしてよく登場します。
にんにくの切り方は、薄切りでも微塵切りでも、なんなら切らずに包丁のはらで押しつぶしただけでも、お好みで大丈夫です。
また、肉をフライパンで焼いた際には、オリーブオイルの代わりにフライパンに残った肉汁を利用しても美味しく仕上がりますよ。
カウド・ヴェルジ(Caldo Verde)
じゃがいもベースのコウヴィのスープ。
上に載せた写真内の右側に写っているスープがこのグリーンスープことカウドヴェルジです。
特に冬は、温かいスープがとっても美味しく感じます。
リングイッサの代わりにベーコンを用いたり、両方を用いたりしても美味しくなります。入れ過ぎると塩気が強くなるので、味見の際にお湯を追加するなど微調整しましょう。
オレガノの代わりに輪切りのネギのお店もあるので、お好みでお楽しみください。
グリーンスムージー(Suco de couve com frutas)
コウヴィとフルーツをミキサーにかけたグリーンジュースもブラジルでは見かけます。
組み合わせも様々で、バナナやパッションフルーツ、柑橘系とミントを掛け合わせたようなものなど様々です。お好みのフルーツをお好みの配分で混ぜて、自分好みのブラジリアン青汁を開発してみてください。お気に入りのコンビネーションが見つかるといいですね!
ただ、コチラの記事では“アメリカのオレゴン州にある大学の研究結果によると、生のコウヴィの摂り過ぎは甲状腺に悪影響を与えるとの結果が出た”との内容が書かれているので、自己責任でお願いします。
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日本ではなかなか出会えないコウヴィ・マンテイガちゃん。
ブラジルを訪れた際には是非食べてみてください!
参考:https://www.uol.com.br/vivabem/noticias/redacao/2020/07/20/couve-manteiga-ajuda-no-bom-humor-e-mais-veja-8-beneficios-desse-vegetal.htm
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